「寝違え」はなぜ起こる?首の痛みの意外な原因と予防法
2025年10月24日
はじめに
みなさんこんにちは!ほねかつ整体院です。

朝起きたときに「首が動かない」「振り向くと痛い」と感じたことはありませんか?
それがいわゆる「寝違え」です。
一晩寝ただけなのに、首や肩に強い違和感が出るこの症状。
実は単なる寝相の問題ではなく、筋肉の緊張・血流・姿勢の影響が複雑に関係しています。
今回は、「寝違えが起こる仕組み」と「日常でできる予防ポイント」を解説します。
寝違えとは?
「寝違え」とは、朝起きた時に首や肩の筋肉・関節の動きに制限が出る状態を指します。
多くの場合、明確なケガ(捻挫や肉離れ)があるわけではなく、
筋肉や筋膜が一時的にこわばったことで痛みや可動域の制限が起こります。
具体的には、首の深い部分にある斜角筋・肩甲挙筋・僧帽筋上部といった筋肉が硬くなり、
神経や血管の通り道が圧迫されることで「痛み」や「張り」を感じやすくなります。
原因① 不自然な寝姿勢による筋肉の圧迫
長時間、首がねじれたままの姿勢で眠っていると、片側の筋肉に負担がかかり血流が滞ります。
睡眠中は体温が下がり、筋肉の代謝も低下するため、そのまま寝返りが少ないと
「筋肉が冷えて硬くなる」→「動かした瞬間に痛みが出る」という流れになります。
特に、枕の高さが合っていない場合(高すぎる・低すぎる)は要注意です。
首の自然なカーブが保てず、筋肉や関節が無理な角度で固定されやすくなります。
原因② 日常の姿勢や疲労の蓄積
実は「寝違え」は、寝ている時に起きるというより、日中の姿勢のクセが引き金になることが多いです。
デスクワークやスマートフォン操作などで首を前に出す姿勢が続くと、首の後ろ側の筋肉(後頭下筋群・僧帽筋上部)が慢性的に緊張します。
その状態で寝ると、筋肉が十分にリラックスできず、朝起きたときに硬直や痛みを感じやすくなるのです。
また、ストレスや睡眠不足で自律神経のバランスが乱れると、筋肉が“力を抜けない”状態が続き、寝違えを起こしやすくなります。
原因③ 肩甲骨の動きの悪さ
首の筋肉は、実は肩甲骨と密接に連動しています。
特に「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」は、首から肩甲骨の上角についており、
デスクワークやスマホ姿勢でこの筋肉が硬くなると、首を動かすたびに痛みを感じやすくなります。
つまり、寝違えは首単体の問題ではなく、肩甲骨や背中全体の動きの悪さが関係していることも多いのです。
整体でできるサポート
ほねかつ整体院では、寝違えの根本的な要因を「姿勢」「筋肉のバランス」「生活習慣」からチェックします。
一時的なマッサージではなく、
- 首〜肩甲骨周りの筋肉をゆるめる施術
- 背骨や肩の動きを整える調整
- ご自宅でできるストレッチ指導
を組み合わせ、痛みを起こしにくい身体の使い方をサポートします。
また、再発を防ぐためには、
「正しい枕の高さ」「肩甲骨の可動性アップ」「リラックスできる呼吸法」も大切です。
痛みが強いときは無理に動かさず、まずは安静を心がけましょう。
まとめ
「寝違え」は突然起きるものに見えて、実は日常の姿勢と筋肉バランスの乱れが関係しています。
一晩の寝姿勢だけでなく、日々の疲労やストレスが溜まっているサインでもあります。
首を守るためには、日中の姿勢を見直し、定期的に首や肩甲骨まわりのケアを行うことがポイントです。
ほねかつ整体院では、姿勢・生活習慣・筋肉の状態をトータルでチェックし、「再発しにくい身体」を目指すサポートを行っています。
朝の不快な寝違えを繰り返さないために、
一度ご自身の姿勢バランスを整えてみましょう^^






